皐月がもがいて茜の舌を振り払おうとする。茜は執拗にクリトリスをなぶり続け、やがて皐月が声を上げた。
「あ…茜もうやめて…!あた…あたしイ、イッちゃう…ッ!」
茜は答えず、さらに激しく皐月のクリトリスをしゃぶった。限界に達した皐月が声を上げてもがいた。
「あッ、やァアん……ッッ!!」
しばらくして息が落ち着くと、茜が囁いた。
「気持ち良かった?」
ガラスの向こうを見ると、男は美郷の体へ2度目の挿入を行っていた。激しく腰を振られ、半ば意識を失いながらも唾液を垂らして喘ぐ美郷の姿が見える。
「可愛い顔して…」
茜が小気味良さそうに呟く。皐月は体を起こした。
「…これで満足なの?」
茜は驚いたような顔で皐月を見ていたが、開き直ったように言った。
「そうよ、満足だわ」
「あの子を返して」
茜は皐月を睨んだ。
「もう満足でしょう?ならあの子と私を返して」
茜はしばらく黙ったまま皐月をにらんでいたが、やがて吐き捨てるように言った。
「…好きにすれば」
茜は内ドアへ歩いて行って鍵を開けた。ドアが開いた瞬間、男は美郷の体内に二度目の射精をしているところだった。美郷の喘ぐ声が聞こえた。