「っはぁ!!・・・ぁあ!」
藤原は激しく喘いでいたが、真衣は半分気絶しかけていた。
出されてしまった。
山内の言うとおり、息が整うにつれ熱さも引いていった。
跳び箱の上で真衣は横向きに倒れていた。
縄に締め付けられている胸は藤原には見えていない。
ビクッビクッ!!と、音を立てて膣から白濁した液体が止め処なく溢れ出ている。
「有沢・・・・・。先生に言うよ・・俺、やっぱり」
「ダ・・・メ」
「え?」
「いい・・の・・・・これで」
真衣は必死で笑顔を作った。
それが通じたのか藤原は真衣の側に立って言った。
「妊娠したら、おろした方が良い。責任は俺がとるから」
それから真衣が立ち上がれるようになったのは一時間後のことだった。
「有沢」
「日向野くん!」
「お前、本当に?」
何のことか分からなかった。
昼休み。
晴れた屋上へ日向野に呼び出された真衣は驚いた。
「何?」
「山内の話しだと、バ、バイブ付けたり、縄で自分縛ったりしてるって」
真衣はすぐに感づいた。
山内が日向野にウソをついている。
もちろん本当の事を言えば日向野に危害が及ぶ。
「そ、そっかぁ!バレちゃったかー!私、ドMだからさ!」
言うと、制服の上だけを全て脱いで日向野に下着の下の縄を見せた。
「変態でしょ?私とはやっぱり関わらない方が良いよ!」
「有沢、お前が望んでるなら俺はちっともおかしいとは思わない。そういうのは、人それぞれだからな」
真衣は泣き出しそうなのをこらえて、日向野に言った。
「ありがとう」
日向野が去った屋上で風にあたっていると、数分後、山内が上がって来た。