「ぎやぁふ〜ん!!!」
そう悲鳴をあげて、僕はそのまま焼けついたアスファルトに力なく溶け崩れていった。蝉がジリジリ「残念でした」と鳴く。山鳩はくぅーく?くぅーく?
くぅーく?くぅーく?と、「まぁ…世の中そんなもんよ…」僕を嘲笑う。
空が青く高い…この大宇宙の下、僕の存在なんて本当にちっぽけなモノなんだと思い知らされる。ますます凹む…前途多難な僕の恋。だけど、星史朗を好きになった。子供の頃からイジメられっ子で、人間大嫌いだったこの僕が、初めて人を愛しいと思い、尊敬し、恋をした。そんな奇跡に誇りを持とう!
このまま、白い旗フリフリしたくない!!
「頑張れ、僕」ってヤツだ!!!
凹んだ僕の横で楽しそうに首を横に振って僕を眺めてる星史朗。このままでは、悔しいから…。
「ワン!!!」と言って、僕は星史朗に飛びつき、キスの雨嵐を御見舞いしてやった!!!犬(シロ)扱いした罰だ???
僕の恋はスタートラインにたったばっかりだしぃ?
…Leady Go?! 〈終〉
エロなしで沢山の人達が、覗いてくれたことに心から感謝いたします。ありがとうごさいました。みなさんの愛と平和を心よりお祈りいたします。 吉田理