「真衣ちゃん!!!うっ…!」
「っン…ん!!」
最後の一人が顔面に白濁の液体をかけて真衣の唇を舌ごと吸って帰っていった。
「……はぁ…はぁ…はぁ…理沙、待ってて…」
「!!有沢!!!」
「日向野…くん」
真衣はその時自分がどんな格好でいるのか分かっていなかった。
引き裂かれ、ぶら下がった制服や下着。
体中、顔中、髪まで白濁にまみれている。
そんな姿の女が這いつくばって自分を見ている。
さすがの日向野も理性が飛びそうになった。
「…有沢」
「理沙が、お願い…助けて、日向野くんだけが、頼りなの」
「…ど、どうすれば…」
「山内くんが…持ってる…手錠の鍵を…」
「て、手錠!?」
日向野は体育倉庫を開けた。
全裸にされた理沙が両腕をガシャガシャと動かしていた。
「宮島!?」
「日向野くん!…げほっ、真衣は!?」
「外に、二人ともどうしたんだ!?」
「日向野!お前まだ帰ってなかったのか!!」
佐賀先生が少しいつもより厳しく日向野を怒鳴る声が体育館に響いた。
「先生!!友だちが二人、大変なんです!!!」
「今校長先生に報告するから、君は帰りなさい」
佐賀先生は日向野を体育館から押し出した。
「先生、先生!!有沢!宮島!」
ガタン!!!
ガチャ
終わった。
体育館は外から鍵をかけられた。
「イヤ……助けて、理沙だけでも…、出して!」
「やぁ…真衣」
「山内く……ちょっと!!離して!!」
「キミは今から校長先生やPTAの方々を満足させないとなんだから、理沙もね」