「秋人…オハヨウ!
僕の子供育ってる?」
いきなり後ろから腹をまさぐられる。
「伊っの?!先輩!!」
僕は、伊野宏樹の腕の中でもがくが、180cmもある伊野は、僕の動きなんか容易く封じ込めてしまった。
「動いた!動いた!元気だよね〜!男のコかな?
女のコかな?楽しみだよね〜秋人」
ひぇ〜ぇ、うなじに唇まで寄せるな?
「動くかあぁ〜ぁ!」
僕は革靴の踵で、おもいっきり伊野の足を踏みつけてやった…。
「ぎょえぇぇ〜!」
…朝から…疲れる。
毎朝、毎朝…伊野のセクハラ攻撃に僕の血圧が、ドッと急上昇するのが凄くよくわかる…。
こんなおちゃらけたエロエロガッパ変態マンが、なんでニュースの原稿を読む時は、カッコよく見えてしまうのだろう…???
そういえば伊野五兄弟は、美形ぞろいだと女子アナ達が、キイロイキジルシな声を上げまくりで悶えていたっけ…。