花火当日
まなはかわいいピンクの浴衣に着替えていた。たくやと花火大会にいくのだ。
ピンポーン
ま「はーい」
そこには浴衣姿の栄一郎がいた。
栄「お前今日なにしてんの?」
ま「栄一郎には関係ないじゃん」
栄「ちょっとこいよ」
ま「なに?!!」
まなは栄一郎に無理矢理公園に連れて行かれた。
栄「花火大会たくやといくなよ。」
ま「なんで?栄一郎は先輩といくんでしょ?」
栄「なんのことだよ」
ま「知ってるよ。放課後廊下で話してたじゃん。」
ぷぷぷ…
栄一郎はいきなり笑いだした。
栄「あれは俺にいったんじゃなくて、俺のおかんにいってたんだよ。屋台をPTAでだすんだとか」
まなは唖然としたと同時にほっとしていた。
ま「じゃなんで浴衣なの?」
栄「お前と行くから」
ま「あたし約束してるもん」
栄「知ってる。だからむかえにきた」
ま「え…」
栄「中学入ってから、周りの男らがお前のこと可愛いっていっててなんだか恥ずかしくて話しかけにくくなったんだ。でもたくやとデートするなんて聞いたらどうしようもなくなって…」
ま「えいちゃん…」