純粋に好奇心むき出しに聞いてくるに中須に頭を金槌で叩かれたような衝撃を受ける。
(…じゃぁ、やっぱりあれは、その…)
今朝見た衝撃的な光景が脳裏に蘇る。
忘れるにも忘れられない余りにも刺激的で淫乱な光景。
「おい?どうした?急に黙り込んで…。」
「…別に」
中須の声で現実に戻る。「いや!やっぱおかしい。お前実は何か隠してね?ほら、明らかに顔赤いしー♪」
再びからかうように俺を小突く中須。
普段なら簡単に遇う事ができる中須の言動も、今は自分でも理解不能な妙な感情を抑える事に必死で一々反応してしまう。ムキになって否定する俺は、結局更に中須を喜ばせてしまうのだった。