美月は大手企業で働く29のキャリアウーマンだ。同会社で働く涼矢は33のやり手で、二人はいわゆる社内恋愛だった。年令的にそろそろ結婚も考える頃だが、二人は考える余裕もない程の多忙の日々だった。
え〜??美月そんな事考えながら涼矢さんに抱かれてるのぉ?!
ランチを食べながら同期の京子が驚く。
私だって考えたくないのよ。でも、あまりにも感じれないし。久しぶりにデートできてもなんか…こう、盛り上がり??がないというか。
贅沢ものだなぁ!美月は。あんなかっこいい彼氏、しかも一応うちの会社は一流企業だし?捕まえて、盛り上がりがない!はないでしょうよ〜!
うーん。でもね〜…。
美月の言葉を流しながら京子は仕事に戻って行った。