ごめーん。啓児君!すぐ行くから!!
時計は九時を過ぎ、やっと会社をでた美月は携帯を手に駅へと急ぐ。
あ!美月さん。後ろ後ろ☆
え??
振り返ると啓児がニコニコしながら立っていた。
やだ!!待っててくれたの?ごめんね!!
いいっすよ。俺、待つのは平気なんで。
二人は雰囲気のよいダイニングバーに入った。優しそうな雰囲気のマスターがとても良い感じだった。
マスター久しぶり!久々日本に帰ってきました!
お。啓児か〜。久しぶりだなぁ。御連れの綺麗な方は前に話を聞いていた方かな??
え??前に話って??
わ〜!!!み、美月さん!席につきましょう!席に!
な、何よ〜!!!
美月がマスターを見ると、マスターは優しそうな笑顔で微笑むだけだった。