美月、腕まくらしてあげるからおいで♪
え〜いいよぉ。
といいながら啓児のシャツを借りた美月は照れながら啓児の胸に包まれる。
美月…。
啓児はそっと美月にキスをした。
美月は少しほほ笑み、眠りにつく努力をした。
明日は涼矢に会わなければならない。
どんな顔をして会えばいいんだろうか。涼矢の目を見ることができるのだろか?
涼矢の冷たい視線が痛く胸に刺さる。
正直、啓児の胸は居心地がいい。涼矢の胸とはまた違う温かさを感じる。
私は涼矢に初めて抱かれた時はどんなんだった?