「どうしよう………って。」
「俺さぁ、明日体育あんだよねー。そんで更衣のときに皐のネクタイ他の奴らに見せてやろーと思っててさ。」
「…ま、まて!…見せてどうするんだよ?」
「皐は俺のだから、手を出すな。って言っておかないと…皐モテるだろ。だから念のため。」
「(皐は俺の、って…いくらなんでもそんなことが学校中にまわったら…)」
「…皐?」
「…まってくれ!その…他の人に言って学校中に俺と暁がどうっていう話しがまわるのは…ちょっと…。」
「そっか、じゃあ明日昼休みに屋上に来いよ。」
「えっ…なんで?」
「…ネクタイ。交換するんだろー?」
「あ、そうか。分かった!
屋上に行けばいいんだな。」
「おお!待ってるぜー!」
そうして、次の日の昼休みに俺は屋上に行った。