せなは、稔に犯されいる時、いつも思い出す。せなは、中小企業の従業員３００人の社長の娘であった。その日…秘書をやっていた、せなの会社は、赤字続きで、二度目の不渡りがでようとしていたのである。つまり…倒産だ。社長室に大柄な高そうなスーツをきた男が社長である父親と話をしていた。「火田さん。まずいですよ。もうじき不渡りがでますよ。従業員３００人…若い人はいい、４０代からの再就職するのは大変だ。自殺増えますよ。どうするんですか？私のかした五千万も、まだだし…」稔は、元オリンピック選手で、マスコミからは「華麗なる転身！アスリートから、不動産王、環境保全に私財を投げ出す。」とかマスコミから熱い視線を注がれていた。「はぁ…でも支払いたくても、ないんですよ。会社は…倒産させます」父親は、やつれた顔で言った。「…いい提案があるんですよ。あるモノを下されば、貴方の借金を全部返済しましょう。古くからの付き合いですから。そうすれば会社も助かる、私も損害はないし、従業員も職を失うこともない…どうです？」クリーンなイメージの稔の提案を躊躇する父親。しかし従業員の生活と命…
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