「じゃぁ、そこ寝て」
……あたしは彼女だもん。
大丈夫、愛されてる。
自分に言い聞かせながら床に寝転ぶ。
それがよく映る位置にカメラをセットする先輩を見て急に激しい不安が過ぎる。
「せ、先輩?」
「五月蝿いよ」
ぴしゃりと言われて心臓が跳ね上がった。
「足、開いて」
「え……?」
あたしスカートなんだけどっ
カメラに映っちゃうんだけど……。
でも、先輩のお願い……だもん、ね?
ゆっくり、ゆっくり足を開いた。