おでこを肩にのっけた。
(もう甘えちゃ…ダメ?)
(さっき…言ったじゃないか…)
お兄ちゃんの声…ちょっと震えてる…
(だってぇ…)
駄々をこねて、おでこを押し付ける…
(ナ、ナナ…)
困らせるなよって感じのお兄ちゃん…
私は…ぶりっ子して切ない気持ちを表した…
(お兄…ちゃん…)
お兄ちゃんの目が…すごく潤んできた…
胸がキュンとなって、私は厚い胸に甘えた…
また…ゆうべのとこまで来れた…
今日は…二人っきり…何か起こるかも知れない…
ドキドキして、胸が苦しくなっちゃう!
お兄ちゃんの腕にしがみついた…
猫みたいに…顔をなすり付ける。
これ以上密着するにはどうしたらいいんだろう?
切なくてたまらない気持ちになった…
(ナナ…ダメ…)
(お兄ちゃん…)
駄々をこねるようにお兄ちゃんに体をこすりつける。
(ダメだって…ヤバイよ…)
お兄ちゃんの首に腕を回した…
(ギュッとして…お願い…)
ああ…ひっつきたいの!
お兄ちゃんの腕が…私の腰に回った!
そのまま…ギュッとして!
(ウレシイ…)
(ダメ…お兄ちゃん…変な気持ちになる!)