そして、ついに!
「ね…?」 「う、うん…。」
ヤッタぞ俺! ついに由紀の同意をゲットだ!
しかし!
「お願い…ゴム、つけて」
ノオオオオォォォォォォォォォ!
も、持ってねえYO! YO! YO! YO! YO! (童貞の限界)
「…ない」
「じゃあ、だめ…。」
ずっと後で聞いたんだが、
由紀の両親はいわゆる「出来ちゃった結婚」で、
当時は結構苦労したらしい。
由紀はここら辺をしっかりと教育されたそうだ。
俺が由紀と付き合ってることを知った由紀の母親は、
当時まだ中学生だった由紀に避妊具を渡したそうな。
こういう母親って多いのか?
「ごめんね」
なぐさめられてしまった。
由紀の性格は俺が一番よく知っている。もう鉄壁だ。
こうなったらもうダメだ。残念だが諦めるしかない。
無理矢理やるのはヘタレの俺には無理だ!(大威張り)
仮に「入れるだけだから大丈夫」と言っても拒絶は確実。
つーか入れるだけでもヤバい状態だしな!(大威張り2)