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姉ちゃんの最後の客6

ザクロ  2007-11-16投稿
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またため息をついてベッドに座った…
「なんでこんなもったいないコトすんの?二時間半でこの金額だよ?」
「わかってるよ。オレにとっては大散財だよ」
「バッカなヤツ…サッサとチェンジすりゃあいいのに」
姉ちゃんは歯がゆいんだろう…
「オレ…」
「何よ」
「三日前から予約入れてたんだ」
「だから何でよ?」
ホントに見当もつかない様子…
(…に…なってみたかった…)
「あ〜ん?」
「客になってみたかったんだよ!」
姉ちゃんは…ポカンと口をあけて固まった。
「…なんで…?」
気が抜けたようにまた質問…
「んもう、知るかよ!いちいち聞くなよ!」姉ちゃんは一転して黙ってしまった…
「何黙ってんだよ」
「バカなヤツ…」
「どうせバカだよ」
「ホンットにバカだ…」
「うるせぇ…」
気落ちしたように茶を入れた…もちろん自分の分だけ。
「あのね…アタシもお金のためにやりたくもないことやってんの」「でも、嫌いじゃないからやってんだろ…」
姉ちゃんは図星を突かれて、吹き出しながら続けた。
「そりゃあ…嫌いじゃな…何言わせんのよ!とにかく!何が悲しゅうて弟のチン○○さわんなきゃいけないのよ!」

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