オレはにやついて、答えた。
「そんなことしてたの?知らなかったボク」「しばくよ。」
姉ちゃんはお茶飲んでから、オレをマジマジと見た。
「アンタ、おかしいよ…だいたい、姉ちゃんで立つの?」
わざといじめるような言い方だ。
「…だから予約入れたんだよ…」
「引っくぅ…超キモいヤツ…」
「う、うるせぇよ、オレは客だぞ!」
「本気で言ってんの?…んとに、変態じゃないの?」
「…」
軽蔑された…
とても落ち込む…
ズルズル…
お茶飲む音だけの沈黙が…
「なに?落ち込んでんの?」
「…ああ…」
姉ちゃんは笑った!
「バカだね」
「バカさ…」
コクッとお茶を飲み干して、姉ちゃんは短くため息をついた。
「さ!んじゃシャワー浴びて来な。」
「もう…済んだ…」
「そ、きれいに洗った?」
「ああ…」
「ズボン…」
「へ?」
「ズボン!脱がなきゃ姉ちゃん仕事できないでしょ!」
…オレは一瞬意味を掴むのに苦労した…
で、アタフタとズボンを下ろした。
「ったく、特別だよ!」
「あ、サンキュー、オレも、内緒にしとくから」
「この、弱味につけこみやがって…」