「アヤノです。今入りました」
オレは口パクで150分と言った。
頭を抱える姉ちゃん…「はい…はい…分かりました。」
携帯をテーブルに置いた…ッと思ったら、思いっ切り頭をはたかれた!
「無駄遣いすんなって言っただろ!」
「いいじゃんかぁ、オレの金なんだから」
「ホンット、バカ…」「バカだよ」
姉ちゃんはお茶を入れた。もちろん自分のだけ…ッつうか、お茶好きだなあ。
「これ…だいたいマズいんじゃない?姉弟だしさあ…」
ズルズル…
ババくさ…
「やっぱアンタ変態だわ」
「う…」
「あ〜あ…実はアンタがこの仕事最後の客なんだよね。」
「不満かよ」
「何が悲しゅうて最後の最後に弟のチンチ○触んなきゃなんないの…」
オレは罵られても、別に良かった…
ベッドの脇に隠した物をしゃがんで掴んだ。
「ん?」
姉ちゃんは目を丸くした!
「ほらよ…」
オレは照れながら、掴んだ花束を突き出した。赤や黄色、白いのも入ってるけど、花はよくわからない。でも高かった…
「な、何だよ、これ」明らかに動揺してる…
「無理言ってさ…最後の客にしてくれって予約したんだ…」