日向菜「ぁ…の……」
神田「あとちょっとって
どれくらいなん?」
日向菜「えッ?何が?」
神田「諦めれんの」
日向菜「……わからん…」
神田「俺も諦められへんねんケド
…俺じゃあかんの?」
日向菜「ぇッ?
……あかんってゅーか
…神田君のコト嫌いじゃなぃょ?
ゃケド中途半端やし…」
神田「いいよ中途半端でも…」
日向菜「やっぱあかんょ…
それに神田君優しいから
もっといい人ぉると思うし…」
チャイムが鳴る
日向菜「ぁ…か…帰らないと
…神田君…手…」
神田「嫌…」
神田の顔が近付く
日向菜「ちょっと待って…」
(なんかいつもと表情が…)
日向菜は恐くなり
逃げようとしたが
両手を押さえつけられてしまった
日向菜「痛ッ…神田君…
やめて…」
日向菜は涙目で訴えた
しかしそれは
ずっと我慢してきた神田にとって
引き金となってしまった