ラグビー部の部室はグラウンドの端にある。地区予選や県大会でも常に優秀な成績を修めてて、3年前には花園にまで行った強豪で、そのために他の部より広めの部室をあてがわれている。
「ちょちょっと探すから入って待ってて」
――汗と、ほこりと、かび臭さが入り交じった独特の匂い。重いドアは勝手に閉まり、空気をこもらせた。
『ラグ部の部室初めて入った〜☆やっぱ広いね〜ロッカーも多。。。』
―――んっ。。!!?
突然口を塞がれ、部室の中央にある大きくて背もたれのないソファに押し倒された。
「ごめんな〜ユリ。キツイ練習でタマってるヤツらばっかでさぁ。ちょちょっとガマンして?」
――何。。?タクマ?
何これ。。
「ユリちゃんカワイイよなぁ」
「テニス部でのスコート姿、いつも見てたよ〜」
「あっ!オレ3番目くらいでいいから」
『ちょっ!離し。。』
――何人いるの?
手も足も、口も押さえられてるのに尚、手が伸びてくる。
二本のそれぞれ違う手が胸を揉み上げ、ブラウスの胸元をひきちぎる。ボタンが飛んだ。
「ユリちゃん乳デカくね?この顔でこの胸は犯罪だろ〜?」
「うわっ!オレもぉガマンできねぇ」