放課後
準備室前廊下
うぁ〜…。なんだろう。緊張する(>_<)
コンコン
「失礼します」
「お!山口。ちょっとこっち来て」
あ、居た。
「あ、ハイ」
「まぁここに座れ」
ソファーを指さす永井先生。私は言われたとおりに座った。目の前に座った先生から、少し煙草の匂いがした。
「んー…単刀直入に言うけど、山口、俺と付き合わないか?」
「!!?」
突然の言葉に声が出なかった。
「あー…その、なんだ。前から、少し気になってたんだ」
「えっ…私のことを、ですか…?」
「うん」
え…信じらんない。てゆーか信じて良いの?
「あー…えっと、山口、好きな人とかいる?」
「エッ!い、います」
「あっ!まじ?あっ、そーだったんだ…」
「…永井先生…です」
勇気を振り絞って、そう言うのが精一杯だった。
「あそー。っえぇっ!!?まじで?!」
「はい…」
「えっ、じゃあ…」
「お願いします」
私は深く頭を下げた。赤くなった顔を見られたくなくて…。そして先生は、嬉しそうに笑って、宜しくって言ってくれた。
こうして私たちは付き合うことになりました。