コンコン…カリカリ…
…なに?あ、窓になんかいる。…あ!あのときの猫ちゃん!
ベッドに上がり窓を開ける
大きさが一緒だよ…でかいとちょっと怖いものがあるね…
「突然猫にしてしまって失礼いたしました」
うひゃあ〜…喋ったよ…
「あ…ってゆーか君が私を猫にしたの?!」
「はい。この家に連れてきたのも私です」
そうだったんだ…
「なんで?」
「…なんとなくでございます」
ん?なんか隠してるっぽいな…
「じゃあ、もとにもどして?」
「ふふふ…それはですね…ふふふ…」
ピシャッ
なっ!逃げたっ!あーあ…結局この姿のまま…なんで戻してくれないの?私何か悪いことした?!
ガチャ
「ん?おいユキ、俺のベッドの上で何やってんだ?」
ありゃ、帰ってきちゃった。
「あれ?窓の鍵が開いてる…」
!!!やっばっ…!閉め忘れてた!あっ!こっち来た!
「不用心だな俺って」
鍵を閉める。
「なぁユキ」
??なんか切ない顔してる…?
「お前見てると田中のこと思い出すな…」
えぇっ!!それ私じゃん!