私、相澤ゆい。高校一年生。
クリスマス近いのに、彼氏と別ればかり。
それに今日は医大生との合コンに、期末の結果が悪くて世界史の補習授業に出ることに・・・。
最近、ついてない。
「今日は追試の範囲をノートに書いて、小テストが50点満点中30点以上なら帰っていいぞ。」
いつも長い時間補習授業をする世界史の大河内が、珍しいな。
もしかしたら、合コン間に合いそう。
結局、小テストで28点しか採れずに私一人が居残りに・・・。
「なぁ、相澤。サンタっているのかな?」
「先生、大丈夫?もうすぐ三十路の男がいうセリフじゃあないよー。」
「そうだよな。悪い、忘れてくれ。」
「先生、いつもと違うね。何かあったの?」
「あのさ。相澤のショーツかブラ、俺に売ってくれないか?」
結局、頼み込む先生に負けて、ブラを売った。
大河内は、外見は悪くない先生だった。だから、売ったって所もある。
キモかったら、まず売らなかった。
この日から、大河内は私の下着を買うようになった。