地方のTV局なので取材やレポートも僕らがすることもある…。
「…どうして、神戸なのにわざわざ『しまなみ』を通るんですか?淡路の方からも行けるのに…???」
「(..)?こっちだと秋人と長くデートできるから?」「変態!!!」
あの日…伊野の様子がおかしかったから忘れていたけど…?今頃になって身の危険?を感じまくってきた。「それに…何で局の車じゃないんですか?」体を車窓に寄せながら伊野に聞く。「(^-^)?僕、お金持ちだから自慢?ってヤツ(笑)」…ムカツク?お前が、お金持ちでなく、お前の家が、お金持ちなんだろうが?
…変態にレクサスなんて勿体ない過ぎる…?
でも、晴れの日の『しまなみ』の海がキラキラしてて、少しだけ僕を癒してくれるのも真実。
「秋人ぉ〜『多々羅大橋』の下で手を叩くと『どあほー!!』って聞こえて来るんだぜ!知ってたか?」
「ヘェ〜!」
「…お前…本当に最悪最低だな…大嘘に決まってる…?もう少し愛媛のこと勉強しろよ?ぱ〜か〜」
「えぇ…最悪最低の『ぱ〜か〜』で結構です」
「…お前、いつもそんな風に『ぶータレ』てるから視聴者様の?をわし掴み出来ねーんだよ!笑うとめちゃっ可愛いのに…?」