『…誰だよ…その、付き合ってる奴って……この学校…?』
彼は、私に服を着せながら言った…
『…ぅん…だから…』
私がそう言うと、彼はキスで私の口を塞いだ…
『…もう聞きたくない………じゃぁ、そいつと別れてよ…じゃないと、こんどは最後まで止めないよ…?』
彼は、真剣な目をして言った…
『…それは出来ないの………別れたくない……美川君のお願い……聞いてあげられない……』
私は頭の中で、先生の事を想い浮かべていた…
そして、美川は、黙ってトイレから出ていった…
(もう…今日は先生に会えないよ……)
私は複雑な気持ちで、今日は、早退した…