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先生…11

はな  2008-02-15投稿
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次の日…

私は学校に行くのが憂欝だった…

学校に着くと、教室には、美川君がいた…

相変わらずに、何も無かったような顔をしていた…

私だけが動揺していた…




放課後…


私は急いで家に帰ろうとしていた…

しかし…


『ちょっと待てよ……返事聞かせてほしい…』

私は美川君に捕まってしまった…

『…返事…?…返事なら、もうしたよ……じゃぁ…』
私は美川君の姿すら、まともに見られなかった…

『おいっ!!…待てって……この間の事は悪かったと思ってる…ごめんっ……でも俺の気持ちは変わらないから……楓の事が…好きなんだ…………』

美川君は私の腕を掴んだまま離さなかった…

『…そんな事言われても困るよ…私には、好きな人がいるの…だから、ごめんなさい……離して…』

私は美川君からも、大好きな先生からも逃げたかった…

『‥嫌だ。…俺、楓の事が好きで好きで…どうしようもない…こんなに人を好きになった事無いんだ…だから…行くなよ……』

美川君の腕に力が入った…
『…ごめん…美川君の気持ちは嬉しいけど……私にも好きで好きでどうしようもない人が居るの…美川君の気持ちには答えられない……だから、もう離して…』
美川君は腕を離してくれた…

私は泣きながら家に帰った

先生が好き…

でも、どこかで先生を諦めてた…

私なんかと付き合ってくれて…

今でも夢みたい…

でも時々、不安になるの…
どこか行っちゃうんじゃないかって…

私の事嫌いになるんじゃないかって…

いつも不安でいっぱい…




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