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先生…12

はな  2008-02-15投稿
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私はしばらく、先生と距離を置く事にした…

もう、1ヵ月経つ…


このまま、会わない方がいいのかもしれない…

私はまだまだ子供だった…
ただ、現実から逃げてるだけ…

向き合う勇気がない…



♪♪♪♪〜

携帯が鳴った…先生からだ
『…もしもし…先生?』

私は気まずい気持ちだった
『よっ!元気にしてたか?…楓…今から会えない?』
先生の声を久しぶりに聞いた…

『今からですか?…今日は用事があるから……』

私は先生に嘘をついた…

『用事?…何の用事?……………美川との用事か?』
先生の声が変わった…

『…ぇっ!?何言ってるの?違う…なんで?』

私は突然の事で、焦ってしまった…

『見たんだ…この前、楓と美川が話してるとこ…美川の事好きなのか?』

先生に知られたくなかったのに…

『好きじゃないよ。私が好きなのは…先生だから…』
私は先生が一番好き…

『…じゃぁ、何で1ヵ月も連絡しないんだよ?…学校でも、俺の事避けてるし…俺…寂しかった…』

私は先生の知らない部分を見た気がした…

『…ごめんね…私バカだから……ごめんね?…私も、先生に会いたい…』

私は先生に申し訳ない気持ちでいっぱいだった…


私は先生の家に向かった…
高級マンション…

先生は資産家の息子…

私は自分との違いを見せ付けられた気がした…


ピンポーン…

『楓?中に入って。』

私はエレベーターに乗り、先生の部屋に向かった…

『楓…久しぶり…入れよ』
先生は私を部屋に入れると私を抱き締めた…

『先生…?』

私はいつもの先生と違うと思った…



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