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誰もいない教室で 2

ぷりこ  2008-02-24投稿
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あたし、喜多川加奈は、生徒会の副会長。
持ち前の正義感ゆえ、推薦された。


その日はいろいろ生徒会の仕事が忙しくて、
他の子たちはみんな先に帰っていた。

やっとあたしの仕事も片付いて帰ろうと教室に戻ったときだった。


グイッと手を引っ張られ、壁に押し付けられた。
『やっ…なに!?』


『よお、喜多川。』
三原拓也だ。
『俺、あれから停学くらっちゃってさ。誰かさんのせいで。
ムカついたから、会いにきちゃった。』


『なによ、悪いのは自分でしょ??離してよ!!』

『やだね、お前があのとき騒がなきゃバレなかったんだよ!

でさ、家にいたら暇だし、でも今彼女もいねぇし。

だから、加奈ちゃんに会いにきたんだよ。わざわざ。』


『なっ…なによ、それ!
ちょっ…!何してんのよ!?』


三原のしていたネクタイで両手首を頭上で縛られた。
そのまま机に押し倒される。


『やだっ!やめてよ!何してんのよ!』

『だから、お前のせいで暇になっちゃった俺に付き合えよ。
この教室って、もう誰も戻ってこないし。』

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