『仲いい?』
『うまくいってますよ』
『どうして出会いサイトに?』
ああ…こう言う質問あるよね
『カミサンとは違う異性とドキドキしたいな、って…』
『やっぱり奥さんじゃドキドキしない?』
『家族だからね。愛はあるけど、その…刺激的な恋愛は別にしたいから』
『奥さん可哀相…』
おいおい…自分は棚に上げるの?
ええい焦れったい!
『メールの中では、恋人になってもらえませんか?』
私は強引に話を変えた。
『恋人…?』
『ダメ?』
『(笑)微妙…』
『マミさんも恋したいんじゃ?』
『そうね…いいですよ。ちょっと奥さんに悪いけど…』
やった!
彼女はなかなか気の利く女性だった。どんな容姿かもわかりもしないのに、私はのめり込んでいった…
「あなた、お風呂早く入ってよ」
眉間に皺寄せながら私にはっぱをかける真弓…
機嫌が悪いらしい。
ハイハイと風呂に入り、先に寝室に入る…
『こんばんは、いけなかった?』
おっと、この時間は掟破りだ…
『少しなら大丈夫』
甘いなあ…