『奥さんは?』
『今下で洗い物してる』
『メール…バレない?』
『まだ大丈夫だと思う』
『悪い人だね(笑)タクヤさんは』
『ご主人は?』
『まだ帰ってません』
『じゃ、一人?』
『子供も寝ちゃったから、そうだよ』
私はヒヤヒヤしているが、このスリルもたまらない…
『なんかドキドキする?』
『そうだね』
『一人っきりのマミさんにいけないことしたくなっちゃう』
『どんな?』
『布団に潜り込むとか…』
少し時間がかかる…
やっぱ無理だよな、真弓がいるもの…
『それから?』
『恥ずかしくて言えない…』
『言えないようなこと…考えてるんだ…?』
『ゴメン…』
『(笑)いいよ、言ってみて?』
『抱き締めたいな?…』
またしばらく返事なし。
あ、真弓が上がって来た!
ガチャン!
無造作にドアを開けた!
「風呂入ってくる」
すごい不機嫌そうだ。なんかあったのかなぁ…
バタンとドアを閉めた。
『メールの相手にはみんなに言うんでしょう』
『今はマミさんだけだよ』
『またまた(笑)』