『会ってみましょうか』
翌日、驚くようなメールが届いた!
『どうしたの?急にその気になった?』
『いつかはと思ってたので…』
どうした風の吹き回しだ…
ところが…私はそれほど嬉しくなかった。
真弓が気になっていた…
ゆうべのことを思い出すと胸がキュンとしてくる…
それに比べると、サイトの不倫などひどく下品で、色あせたものに思えて来る…
『会ってあなたががっかりするのが、とても怖いけど…』
『そんなことはありません。お茶飲みながら色々話をしましょう。』
『はい。じゃあ、土曜日の6時頃どうですか?』
『いいですね。あのカフェで?』
『ええ。多分その日は主人へのプレゼントを買い物に行くので、それらしい荷物を持ってるはずです。』
『了解です。誕生日か何か?』
『ええ…恒例だから仕方なく(笑)…その後、奥さんどうですか?』
私は思い切って送信した。
『とてもいいです。やっぱり…ボクには一番大事』
その夜彼女から返事は来なかった…
真弓は照れ臭いみたいだ。機嫌は悪くない。
久し振りに家族との夕食…
くすぐったいような幸せ…