[PR]
i-mobile

死神憑きの少年#1

ナナ  2008-03-05投稿
閲覧数[3281] 良い投票[1] 悪い投票[0]

「相馬凛(そうまりん)です。今日は宜しくお願いします」
妙に行儀よくペコリと頭を下げた人物に対し、誰もが珍妙な顔をした。
「君、いくつ?」
「はい16です。あ、危ないので俺からは下がっててください」
そこは中学校だった。いならぶ面子は勿論、教職員の面々、そして何故か警察、保護者。

【神隠し】という言葉は昔からあって、それが時を経るごとに薄れ信憑性を失い、今となっては殆んど眉唾扱いされている。
それがここ数日の間で、次々と生徒が行方不明になり荷物はそっくり教室へ置いたまま、下校した様子もなく八方手を尽くしても見つからない事件が相次いでいた。探そうにもまるで空間に溶け込んだみたいに、足跡一つ残っていない。
警察も捜索しようなく、ついに関係者たちは藁にもすがる思いで…。

「話によれば、信用できる方からの紹介だと聞いたんだが」
明らかに不信の目で見下ろす白髪混じりの男は恐らく校長だろう。
だが校長のみならず、警察、保護者、教職員の目は不信を通りこして点だった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ナナ 」の官能小説

もっと見る

ボーイズラブの新着官能小説

もっと見る

[PR]
i-mobile
オススメ広告


▲ページトップ