「いやよ。そんな遊び」
「言うこと聞いてたほうが、いいと思うよ」
「どういう意味?」
「こういう意味さ」
野々太は再びバッグから何かを取り出すと、それをしみかちゃんの首に貼った。
「何よこれ?」
「奴隷シールさ。この、コントロールチップを飲んだ人の言うことを、必ずきかなくちゃいけない」
「ダメ。飲まないで」
「大丈夫。意識はしっかりあるから。ただ、僕の言うことを聞くだけだよ」
野々太はコントロールチップを飲み込んだ。
「さあ、しみかちゃん。服を脱ぐんだ」
「いやよ」しかし、言葉とは裏腹に、体は服を脱ぎ始めた。
しみかちゃんは、あっという間に裸になった。
「いいよ。しみかちゃん。手もどけてよ」
しみかちゃんは、胸と陰部を隠していた手をどけた。
「もう、いいでしょ?」
「まだまだ…。んっ?」野々太は何かを見つけた。
それは、陰部からはえ始めていた毛だった。
「もうはえてるの?早いね、しみかちゃんは」
「いやっ」しみかちゃんは顔をそらせた。
「そういえば、ママさんって居る?」
「知らない。居るんじゃないの?」
「そう…」
野々太はさっき、壁に貼ったものの前に行った。