聡子と呼ばれたその女性は歳の頃は20歳、藍色の紬に腰まで伸びた黒髪に薄桃色のリボンという、いかにも良家の息女といった格好をしている。この女性こそ神条侯爵の一人娘の神条聡子(かみじょうさとこ)である。
聡子は恥ずかしそうに口を開けると。
「そろそろお昼の時間でしょ、ですから林太郎さんと一緒にお食事しようと思って。」
そんな事を言ってきた。
「・・・・・はい?」
林太郎は呆気にとられて聞き返した。
「・・・・・・」
顔を真っ赤にして顔を反らして黙っている聡子を見て林太郎は自分達の状態を理解した。
着崩れして顔を真っ赤にして倒れている聡子はだけた胸本からは白い肌が露出している。その聡子の手を押さえつけを押さえつけに馬乗りになっている林太郎。もし誰かに見られていたらクビでは済まされないだろう。
林太郎は直ぐ様後ろに飛び退いた。
「すみません聡子お嬢様!」
頭を深くさげた、こんな時にも関わらず、林太郎のモノは勃起している。
「いえ、私も悪いのですから頭を・・・あら?」
勃ってるのがバレたかと林太郎はドキリとなった。 「林太郎さん!」
声を大にした呼び掛けに林太郎は覚悟を決めた。