「んっ……ぁんっ……」
痴漢の指についつい声が溢れてしまう。
イきたい……もっと気持ちよくなりたい……!
私は我慢出来ずに、腰を揺らしてしまう。痴漢はそれに気を良くしたのか、もう片方の手も下着の中に入れ、中指で蜜を掬った。そしてその指をクリトリスに当てると、凄い速さで擦り始めた。
もう一つの指も穴を刺激し、二つの快感に腰を揺らすのを止められない。
クリトリスは大きく膨れ上がり、蜜はトロトロ。信じられないくらいの快感が私を襲う。
「もっ……とぉ……んゃ、ぁんっ」
私は痴漢にだけ聞こえるような小さな声でねだる。痴漢はラストスパートかのようにクリトリスを擦りあげ、穴を犯す。
ピチャピチャクチュクチュ……いやらしい音に、我慢の限界だ。
「イ……くぅ……ぁぁんっ」
手で声を抑え、絶頂に達す。
イってる最中も擦られ、私は背中を反らした。
余韻に浸っていると、丁度降りる駅についた。
私は身だしなみを整え、痴漢の顔をチラッとみる。――まぁ、悪くはないかな……。
電車を降りて、またこの時間に乗ってみようかと一人ほくそ笑んだ。
END
読んで下さった方、ありがとうございました。