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冬のこと。
受験を控え、オナニーなんてやってられませんでした。第一、そんなＨな事を考える暇もなく、ただ勉強。
そんな最中の出来事です。
１１月中旬。
生徒会の引き継ぎの相談の為に、先生の所に行きました。
理科担当の先生で、研究室です。
背も高く、いつも白衣を着ていて、まだ若い先生でした。髪型も、今風と言うんだろうかｗ
だけど、固い感じの人。
ガリレオを見てた私は、｢ああ、福山だったらなあ。｣なんて思ってました?
・・・
｢失礼します。３Ｂの宮野ですが、委員会の事で相談にきました！｣
ガラガラ・・
｢ノックしよーね。で、なんだい？｣
二年生のやつかな。カルメラ焼きの教材の準備をしながら、チラリと私を見る。
早く帰りてえ・・と思った私は、早口に
｢これに目を通してください。あと、サインも。｣
先生は、めんどくせえなあと言わんばかりに紙を受け取り、じっくり見る。
｢んー。｣
早くサインして！
目で訴えた。
｢漢字ちがう。しかも、計算、間違ってんぞ。お前、本当に受験生かよ(笑)｣
｢え。自信あったんですけど・・・。どこですか？｣
少し先生に近寄り、プリントを除き込んだその瞬間。
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