6.夜までのひととき
「なっ…舐めてみる?」
そう言ったのは…
ミキだった
「!………」
「やっ…あの…その……やっぱりだめっ」
その場はそのままだった
「とりあえず一回 部屋戻るよ」
そう言うと僕は部屋に戻った
それから夕飯までは各部屋ですごした
言い忘れていたが今日は03月31日
一応今日まで小学生、明日からは中学生になる
そんな日にこんなことをしてしまうとは……
んっ?もうこんな時間か…
夕飯を済ましたあとのリビングで
「親たちには秘密にしとくの?」
「ん〜…僕も思ってたんだよ」
「いつかは言わなきゃいけないよね…?」
……………
時間は過ぎていった…