「…ねぇ。見られてるよ」
男の声に我に返り、みゆは辺りを見回した。
乗り降りが少ない小さな駅には、もう人はいなかった。
「嘘。もう誰もいないよ…ホラ…」
(…あぁん…何…男の人の声が…気持ちぃよぉ…)
まるで媚薬のようにみゆの体の奥深くまで染みて、ヌルヌルとした液体となって陰部から漏れ出してくる。
「…ね、が…」
「ん…?」
「お願…い…」
やっと振り絞った声が小さく震える。
「…何を…?」
みゆが何を求めているかなんて、男には手に取るようにわかっていた。
男は待っていた。
みゆの殻が壊れるのを。
「…お願い。ちょうだい」
「な」
何を、と問おうとした男の声を遮り、みゆは小さく叫んだ。
「オチンチンちょうだい…みゆに…みゆのオマンコに、オチンチンちょうだいっ…」
男に縋り付き、手はズボンの上から男のモノをもどかしく撫でる。
(オチンチンッ…欲しいっ。オマンコに突っ込んでっ…お願い…お願いぃ…っ!)
「舐めて」
男の要求に断る術もなく、むしろ自ら求めているかのように、露になった男のモノにしゃぶりつく。
「んくっ…んっ、んん」
狂ったようにモノを貪り、無意識の内にみゆの手は自分の陰部へと向かっていく。
「ダメだよ」