その日の夜。
夕飯を済ませて部屋に戻ると祐二からメールが来ていた。メールを読もうとした時、電話がなった。
悠:“はい”
祐二:“悠?俺。”
悠:“何?”
祐二:“今、何してんの?”
悠:“別に何も・・・”
祐二:“まだ、怒ってる?”
悠:“・・・別に”
祐二:“(少々の沈黙の後)俺さ、悠の事、スゲー愛してる。この前、初めてお前とヤッた時、悠、結構色んな奴にモテるからさ、初めての相手が俺だって知ってスゲー嬉しかった。悠の身も心もやっと俺のモンになったって嬉しかった。これからずっと、何年経ってもこの気持ち変わらないと思う。もし、今日の事で悠に子供が出来たら俺、悠とガキを一生掛けて幸せにしてやる。それ程悠のこと真剣だから”
悠:“・・・”
祐二:“悠、聞いてるか?俺、悠のすべてが好きなんだよ。悠と一分でも一秒でも離れていたくねぇんだ、いつまでも悠の温もりを感じてたいんだよ。悠、怒ってなかったら、窓んとこ、来てくんねぇか?”
一瞬戸惑うも、窓へ向かい、カーテンを開ける悠。
祐の姿を見るなりホッとする祐二。
祐二:“悠、ゴメンな”
窓を開け、電話を切る悠。