『雄大…』
と一言言ったままさゆりは泣いてしまった…
たかしはさゆりは抱き寄せた。
さゆりは僕が好意を寄せる女の子で、たかしとは恋敵だ。
僕は無性に嫉妬心にかられ、たかしを突き飛ばした。
たかしは隣のベッド にぶっ飛んだ。
『いてっ〜』
たかしは何がなんだかわからない様子。
僕自身もなぜぶっ飛ばせたのかわからなかった。
後でわかったのだが感情が高まった状態で触れると相手にも影響を与えるのだ。しかし、これが恐ろしいことを招くことを僕はまだわかってなかった。