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抱きしめられながら少し虚しい気持ちでいると、ズシッ!重い…全体重がのしかかってきた…耳元にスースーと寝息があたる。何とか彼をコロンと横へ転がすと気持ち良さそうに熟睡していた。
あまりにも可愛い寝顔につい見入ってしまう、彼の温かい体温の隣で私もつられて眠ってしまった。
んん眩しい…目覚めると彼はもう隣にいない、ダイニングに行くとコーヒーの良い香りがした。彼はカップに注ぎながら「おはよう!ねぼすけさん、そんなんじゃ給料払えませんよ」と悪戯に笑った。昨夜のことは全く覚えてなさそうだ。
…続く