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「へぇ〜あなたが」後ろから女の人の声がする、振り向くと声の主に手に持っていた封筒を奪いとられ「私が渡しておくわ、もう帰って良いわよ」ときつい口調で言われた。
私は腹が立ったが言い返すこともできず会社を後にした。
夜になり夕食を作り終えた私はリビングのテーブルで帰りを待っている。ガチャッ玄関が開き「ただいま」彼が入ってくる「こんばんは」後から入ってきたのは彩香さんではなく今日会社で出くわした嫌な感じの女だった。
警戒している私に「私の仕事のパートナーで西口澪だ」と彼が紹介する。
…続く