7時に飲み始めて、気が付くと12時を過ぎていた。
「やべっ、俺明日仕事だべ
」「私もぉ〜」
そんなこんなでみんな明日仕事で早いので解散した。残ったのは吉永さん入れて4人。
徹夜で遊ぶ予定だった僕等休み組はそのままカラオケで朝4時頃まで飲んで歌って…
カラオケボックスから出たら、二人の男性先輩達はベロンベロンで、心配だからタクシーに乗せてそれぞれの住所の書いた紙を運転手に渡した。
「…じゃあ頼みます」
タクシーは暗がりに消えて行った。
気が付いたら残ったのは吉永さんと僕だけだった。
「太郎(偽名)、どうする?また別の店行く?」
「えっ〜、勘弁です!
吉永さん、帰らないんすか?」
「うん、バイクで来て、飲んだからビジネスホテル泊まって帰る予定だよ。どうせ明日休みだし〜♪
太郎はぁ?帰る?
あっ!太郎もバイクだねぇ…そだっ!一緒に泊まってく?」
吉永さんはにやけながら小声で言った。
「マジでぇ?どーしょっかなぁ〜」
でも内心決定してた。冒険に出ますっ!
「いいっすよ、行こう」
僕は吉永さんの手を取って、歩きだした。吉永さんは目を大きくして引っ張られてた。そして、ラブホに着いた。