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隠れんぼ 2

ザクロ  2008-05-16投稿
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四年ぶりかあ…

いつもおじちゃんおじちゃんとまとわりついてた気がする…

「おじちゃんがお父さんだったら良かったのに、って言ったの…お前覚えてるか?」

私は汗をかいた。幼い子供って残酷… お父さんをがっかりさせたこともあるらしい。
「そんなわけで、またお世話になるからね、よろしく」

「あ…はい、こちらこそ…」


日曜日は、引越しで、バタバタと家族全員で手伝った。
その頃はまだちっちゃくて、私ほど馴染みのない妹二人も、この引越しで仲良くなった。

ただ、逆に私の方はなんだかぎこちない。照れ臭いのもある。いくらなんでも、もうおじちゃんなんて甘える歳じゃないし、自然に敬語使ってるし…

「りぃ子、こっち手伝ってくれないか?」

ドキッとした…

おじさんは、いつも私を呼び捨てにしてた…
だから別にいいんだけど、なんか…

「あ、はい…」

そんな私を見てて、おじさんは力なく微笑んだ。
「りぃ子も大人になったんだな…」

「え…?」

「ほんのちょっと淋しい気もするけど、仕方ないね」

そう言って、私の頭をくしゃっとやった…

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