愛華は、二十代で吉原の遊廓になり数年後、体調を崩し、アイドルストリッパーに転身したのだった。現在四十才。昔稼いだ金を元手に、ホテルオーナーになり、女将として奮闘中。和服の似合う色気が漂う女性だ。そんな中、ジョーに出会った。愛華は、男出入りも無く、口説かれても、首を立てに降らない。それには…訳があっのだ…。
久しぶりの女将としての公休日。以前に、ジョーからチケットを頂いた事を思いだし、さっそく関東公演に出向いた。ジョーの舞台を見るなり、目をみはるものがあった。あの時と違って、ワイルドで、たくましく、凛々しく、一気に愛華の体に熱い魂が入り込んだのだ。帰り際にジョーが「来てくれてありがとう。」と握手し、愛華は、余韻を残しながらタクシーで自宅のホテルに帰った。