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ピッチャー・イン・ナイター

♪ドン☆マイ♪  2008-05-21投稿
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「直哉、お前、先輩の球くらってもねぇのに、んなこと言ってんなよ。チャレンジ精神だぞ、何でも!・・・先輩、お願いしますよ!」

「おまっ、バカ!余計なこと・・・」

「いいって、俺もナオ公のバッティング見たいからさ!」

「・・・分かりましたよ、思いっきり頼みますよ!」

雄次郎は大きく振りかぶると、渾身のストレートを投げた。




カキィーン!!



ボールは一気に、ネットの上方近くまで飛んでいき、ネットに当たる音が聞こえた。


「すっげぇー!直哉、先輩の球打てちゃったよ!」

「兄貴!僕、自分でもびっくりです!」

「ナオ公!お前は本物だ!お前が俺達の?番だよ!!」

「あざーっす!!」



その日の昼、直哉は学食のテーブルで、友人達から誉めちぎられていた。


「直哉、聞いたぜぇ!金剛先輩の豪速球、ホームラン並に飛ばしたらしいじゃんか!」

「お前のバッティング見たくて、甘めに投げてくれたんじゃねぇのw?」

「ありえねぇよw!ゴウ兄貴は、投げる時はマジモードになるんだからさ」





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