この日…雪希は家で宿題を
しながら留守番していた。
「宿題って難しいな…。」
雪希が宿題に苦戦してると
兄が部活から帰ってきた。
「ただいま。」
「おかえりお兄ちゃん。」
「親父とお袋は?」
「2人共仕事に行ったよ。
今日は遅くなるって。」
「ふーん…。」
そう言うと兄は雪希の
宿題の方をじっと見た。
「お前…こんなメンドい
モンやってんの?」
「だって宿題はやらなきゃ
いけないものでしょ?」
雪希が兄に説明すると
兄は雪希の耳元に
顔を近付け…囁いた。
「宿題より楽しい事…
お兄ちゃんとしようか?」