トイレから出ると、灯りが消されていて部屋は真っ暗になっていた。
妹が吸っている煙草の火がぽつりと光り、俺はそれに導かれていった。
何か声をかけるべきだろうが、言葉が思いつかない。
俺は妹の肩を抱くようにして、横に座った。
妹は吸いかけの煙草を黙ってくわえさせ、俺も黙ってそれを吸った。
窓から差し込む月だか街灯だかの明かりも手伝って、暗闇に目が慣れた。
「遅かったじゃん。オナニーでもしてたの?」と、妹が俺をからかう。
さっきまでM女のように、俺に手玉に取られていたはずの妹が、
今度は怪し気な雰囲気で俺のすました心理に揺さぶりをかけてきた。
「違うよ、ばーか」と言ったけど、俺の心拍数は上がっていた。
俺の口から煙草を取って灰皿で揉み消し、俺をゆっくり押し倒しながら
妹は俺の胸をツツーっと舐め上げ、指先で乳首を探した。
片方の手が乳首を、片方の手で俺の顔を・・そして乳首を舐める妹。
「本当にいいのか。俺ら、兄妹なんだぞ・・」と、いまさら俺。
妹は半身をずり上げ、ベロリと俺の顎から唇、鼻先を舐め上げた。
「だって、兄貴はしたいんでしょ? あたしもしたい。いいじゃん」
そう言ってから、俺にキスをしてきた。
俺がトイレに行っている間に化粧をしたんだろう。口紅の味と匂い・・。
「お前もしたいんなら・・」と言って、俺は妹を抱き寄せた。
「したいんなら・・なぁに?」と、妹が身体を引き離して意地悪く笑う。
窓の外からの明かりに妹の顔半分が照らされ、紅い唇が光る。
「今度は最後まで・・しよう。俺もしたいから・・」と、答えた。
「兄貴がしたいんなら・・」と言って、俺の顔中にキスをしながら
「あたしもしたい。もうめちゃめちゃ気持ち良くなろうよ・・」と妹。
エロティックに俺の顔を舐め回し、ツツーっと舌先から唾液を俺の目に
垂らしてそれをすすり・・また鼻先に垂らしてすする。
※2ちゃんねる