「いったぁぁぁ〜いっ!」
暗闇の中に、悲鳴が響き渡る。
ロストバージンの痛みは予想通り――いや、それ以上だった。
「いや、まだ先の方しか……」
「痛い!痛い!痛いぃぃぃっ!!」
指で、舌で、たっぷり時間をかけて愛撫して濡らしたはずなのに、いざ挿入となるとレイナのヴァギナいっぱいに肉棒が食い込み、膣が引きつる。こんなこと、いくら愛があろうと痛いものは痛い。
「痛い!痛い!痛いってばぁぁっ!!」
まさに初体験の処女膜が破られる痛み。
“中耳炎になった時に鼓膜を破られことあるけど、どっちが痛いの?”
“……同じ『膜』でも、別物だから”
などと、馬鹿話しを思い出した自分にも呆れるが、 「ちょっとぉ、痛いってばぁっ!!」
半泣きの自分の表情と声に、さらに興奮したのだろうか?肉棒をカチカチにして腰をさらに突き上げて来る旦那様にはもっと――
「〜〜〜〜〜っ!」
身体の中で、“ブチンッ”と『なにか』が切れる感触と、ツッと流れるモノに、確かにいま自分の中の“大切なモノ”が無くなった事を実感する―――というのに、障害が無くなって動き易くなったとばかりに、腰の動きが激しさを増す。