私は玄関に辿り着いた。
『はぁ、はぁ〜…』
息が整わない内に、私は靴を履き、学校を後にした。
家に着くと、バッグに付けているキーホルダーが無くなっている事に気付いた。
『あっ!!ヤバいよぉ〜!!もしかして…あの時…!!』
私は考えた末に、代わりのキーホルダーをバッグに付けることにした。
次の日…
私は何もなかったように、教室に入った。
『おはよう〜鈴木君』
『…ぉっ!!おはよう〜』
鈴木君の様子が違った。
(やっぱり、昨日の事…)
『水野さぁ〜…キーホルダー落とさなかった?』
私は突然の事に動揺した。
『ぇっ…?…落としてないよ〜!!…何で?』